引っ越しを検討する際、そのエリアにどのような施設があるのか気になるという方は多いのではないでしょうか。
街の住みやすさを知るためにも、そのエリアにある施設について、知っておくことは重要です。
そこで今回は、名古屋市中川区にある「荒子観音寺」にスポットをあて、その魅力をご紹介します。
名古屋市中川区にお引っ越しを検討しているという方は、ぜひ参考にご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら名古屋市中川区の魅力〜荒子観音寺の歴史〜
荒子観音寺は、尾張四観音の1つで、正式名称は「浄海山圓龍院観音寺」といいます。
創建されたのは、天平元年(729年)といわれており、長い歴史をもつ寺院です。
そんな荒子観音寺には、どのような歴史があるのでしょうか。
ここでは、荒子観音寺の歴史や諸堂、特徴について解説します。
ルーツは奈良時代
荒子観音寺は、尾張四観音の1つで、天台宗のお寺です。
多数の円空仏が保存されていることで有名で、「1,200体余の円空仏」と聞くと、ピンとくる方もいるのではないでしょうか。
そんな荒子観音寺は、天平元年 (729年)に創建されました。
寺伝によると、加賀(石川県)の白山の開祖とされる泰澄が草創、その後、天平13年(741年)に、泰澄の弟子の僧・自性が堂宇を整えたとされています。
現在の本堂は、天正4年(1576年)、前田利家が越前に移るときに、再建したものです。
前田利家が生まれたとされる荒子城も、実は荒子観音のすぐ近くにあります。
そのため、荒子観音は、前田利家のゆかりの寺として名が広まり、現在では多くの参拝者が訪れます。
また、地域の方からは「荒子の観音さん」と呼ばれるなど、多くの信仰を集め親しまれています。
多宝塔は市内最古の木造建造物
荒子観音寺の本尊は聖観音で、33年に1度しか開扉されない秘仏です。
敷地内には、多宝塔・仁王門・護摩堂・六角堂があり、古い木の風合いが歴史と風格を感じさせます。
なかでも有名なのが、南側の入り口・山門をくぐって左側に佇む「多宝塔」です。
多宝塔は、奈良時代の天文5年(1536年)に再建されました。
市内最古の木造建造物であり、国の重要文化財に指定されています。
荒子観音寺周辺の様子
荒子観音寺周辺には、住宅街が広がっています。
昔ながらの一戸建てが多い印象です。
また、荒子観音寺のすぐ近くには、梅まつりで有名な「荒子公園」という大きな公園があります。
荒子観音寺の周辺は、緑が多く自然や歴史を感じられるエリアです。
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名古屋市中川区の魅力〜荒子観音寺の円空仏について〜
前項にて少しだけ触れましたが、荒子観音寺は、円空が彫った円空仏が数多く残っていることでも知られています。
ここでは、荒子観音寺にある円空仏についてご紹介します。
円空仏とは
「そもそも円空ってなに?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
円空とは、江戸時代前期の修験僧・仏師・歌人です。
円空は、日本のさまざまな場所を歩き渡り、たくさんの仏像を彫りました。
「円空仏」とは、その円空が彫った仏像のことを指します。
円空の仏像は、1本の木から掘り出す技法「一木造」を用いており、そのデザインは、まるで現代彫刻のようです。
そんな円空は、生きている間に12万体以上の仏像を彫ったといわれています。
現在発見されているのが約5,000体、そのうちの約1,200体が、荒子観音に保存されているのです。
つまり、荒子観音寺では、発見されている円空仏の4分の1を有していることになります。
まさに円空仏の一大宝庫といえるでしょう。
円空仏の拝観が可能
荒子観音寺では、1,000体以上の円空仏を拝観できます。
初期に彫られた作品から、どうやって彫ったのかわからないほどの小さなものまで、多彩な円空仏が並びます。
なかでも、円空仏の仁王像は見ものです。
直径約1mのヒノキから彫られた仁王像は、高さ3メートルを超えています。
格子戸にアクリル板がはめこまれており、全体を見るのは難しいのですが、仁王門の裏側に写真が飾られているので、訪れた際はぜひチェックしてみてください。
また、円空仏拝観では、円空仏彫刻・木端の会のメンバーが、円空仏や円空について、説明をおこなってくれます。
説明を聞いたあとに実物を見ると、より一層歴史の重みが感じられるでしょう。
ぜひ、荒子観音寺に足を運び、円空のさまざまな作品をご堪能ください。
なお、拝観日時については、以下のとおりです。
●所在地:愛知県名古屋市中川区荒子町宮窓138
●拝観日:毎月第2土曜日
●拝観時間:13時〜16時
●アクセス:あおなみ線「荒子」駅から徒歩10分
日程変更の可能性もあるため、詳細はホームページをご確認ください。
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名古屋市中川区の魅力〜荒子観音寺の荒子円空市について〜
荒子観音寺の魅力は、円空仏や寺院だけではありません。
毎月第1日曜日には、荒子観音寺の敷地内で「荒子円空市」が開催されます。
ここでは、「荒子円空市」がどのようなイベントなのか、ご紹介します。
さまざまなジャンルの店舗が出店
荒子円空市では、地元住民を中心に、たくさんの出展者が集まります。
多宝塔から六角堂、本堂のまわりまでブースが並び、普段の荒子観音寺とは違った景色が楽しめるでしょう。
お店のジャンルもさまざまで、とれたて野菜や焼き菓子、スイーツなどの飲食系から、ハンドメイド雑貨やアクセサリー、洋服などの装飾系も揃います。
さらに、1日2回のイベントや、子どもが喜ぶフォトラリーも開催しているため、家族みんなで楽しめるでしょう。
荒子円空市の概要
ここでは、荒子円空市が開催される日時についてご紹介します。
●開催日:毎月第1日曜日
●開催時間:9時~13時
荒天の場合は中止となりますが、小雨程度であれば開催されます。
中止の場合はホームページにて発表があるため、事前に確認しておくようにしましょう。
名古屋市中川区の口コミをチェック!
ここまで、荒子観音寺の魅力について解説してきました。
荒子観音寺は、地域住民から親しまれ、多くの方に愛されている寺院です。
そんな荒子観音寺がある中川区は、どのようなエリアなのでしょうか?
最後に、名古屋市中川区の住みやすさについて、口コミをご紹介します。
●「他県からの転入者でも暖かく迎えてくれる、人情味のある土地」
●「名古屋の中心地に近い割りに静かで、騒音被害もなく快適」
●「田舎のような自然もあり、子ども連れには住みやすい環境」
上記のように、名古屋市中川区は、都心に近くながらも、自然も多く過ごしやすいとの声が多く見られました。
治安についても心配するような声は少なく、子育て世代におすすめのエリアといえるでしょう。
とくに荒子観音寺周辺は、昔ながらの住宅が多く、近くに大きな公園もあり、自然や歴史を感じられるエリアです。
荒子観音寺周辺に住んだら、月に1度、家族みんなで荒子円空市に出向くなどの、楽しみ方ができるでしょう。
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まとめ
今回は、名古屋市中川区にある「荒子観音寺」の魅力をご紹介しました。
荒子観音寺には、国の重要文化財に指定されている多宝塔や、約1,200体の円空仏など、歴史ある遺物がたくさん残されています。
また、毎月第1日曜日には、荒子円空市が開催され、普段とは違った景色が楽しめるでしょう。
そんな荒子観音寺がある名古屋市中川区は、自然や歴史を感じられる、静かで落ち着いた環境です。
名古屋市中川区に引っ越した際は、ぜひ荒子観音寺にも足を運んでみてください。
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