歴史ある仏閣や重要文化財などに興味がある方にとっては、お住まいの近くに気軽に歴史や文化に触れることのできるスポットがあると嬉しいですよね。
しかし身近にあることで歴史あるお寺や重要文化財の存在を見逃してしまっている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はあま市にお住まいの方やお引っ越しを予定されている方に向けて、あま市にある鳳凰山甚目寺の概要や魅力をご紹介します。
歴史文化に興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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あま市にある鳳凰山甚目寺は仏教が伝来した538年よりわずか60年後の597年(推古5年)に創建したと伝えられているお寺です。
甚目寺に伝わる聖観音像は百済から日本に渡り海中に投じられた三尊仏のうちの一つと伝えられており、漁夫の網にかかった聖観音像を納めるために建てたのが甚目寺の始まりともいわれています。
その歴史の古さは法隆寺や四天王寺に次ぐ有数の古刹として貴重な建造物といえるでしょう。
鳳凰山甚目寺は尾張四観音の一つ
長い歴史を持つあま市の鳳凰山甚目寺は天智天皇から宝鏡を、天武天皇から鳳凰山の額を勅賜し隆盛を極めています。
その後も1610年に名古屋城が築城され城下町が整備される際には、鬼門にあたる4つの方角からの邪気を防ぐための四観音として甚目寺が設定されました。
尾張四観音は北の甚目寺、南の笠寺、東の龍泉寺、西の荒子となっており、名古屋ではその年の恵方に近い観音様を恵方観音といい参拝する「恵方参り」が有名です。
現在では甚目寺観音の節分として、名古屋城を中心と見立てて恵方観音から厄男のリードで豆まきをおこなうのが習わしになっています。
鳳凰山甚目寺でおこなわれる恵方節分の開運豆まき祈祷は豆まき祈祷券を購入することで受けられるため、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
鳳凰山甚目寺の境内巡り
甚目寺では甚目寺観音の境内12か所を順番に参拝するとご利益があるといわれています。
本堂で「甚目寺観音諸堂巡拝票」という用紙をもらい、それぞれのお堂に用意されているハンコを12か所すべて押すことができるため、天気の良い日などに自然豊かな境内を歴史に触れながら巡るのもおすすめです。
また境内には四国八十八カ所霊場を縮小したエリアもあり、仏像が並んだ4つの国(エリア)をまわると身体健康のご利益があると考えられています。
ほかにも広い境内にはさまざまなお堂や塔があるので、時間をかけてゆっくり見て回るのも楽しみ方の一つといえるでしょう。
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あま市にある鳳凰山甚目寺の国指定重要文化財「南大門」
あま市の鳳凰山甚目寺はその歴史から国の重要指定文化財の建造物も多く存在しています。
とくに境内正面に位置する南大門は1196年(建久7年)に建立されたと伝えられている県内最古の楼門建築です。
入母屋造でこけら葺の屋根の下が通路になっており、通路の両脇には運慶が作成したとされている金剛力士像が安置されています。
明治33年に国の重要文化財に指定されている南大門は、鎌倉初期の建築様式が特徴的で堂々とした存在感がありながらも長い歴史を感じることができるでしょう。
国指定重要文化財「東門」「三重塔」
あま市の鳳凰山甚目寺には南大門のほかにも重要文化財に指定されている建造物があります。
室町時代1634年(寛永11年)に建造された東門も昭和28年に国の重要文化財として指定された建造物の一つです。
東門は2本の主柱の前後に4本の控柱がつく四脚門で、屋根は銅板葺きとなっており大型で雄大な門は桃山時代の様式を残しているのも見どころといえるでしょう。
ほかにも江戸時代の初め1623年(寛永4年)に建てられた三重塔も昭和28年に国の重要文化財に指定されています。
鳳凰山甚目寺の三重塔は高さが28mあり日本でも有数の高さを誇っている建造物です。
江戸時代に建てられている和様の伝統を遵守した優美な三重塔はその美しい姿に一見の価値があるでしょう。
また三重塔のなかには愛染明王が祀られており、恋愛や縁結び、家庭円満などにご利益があるといわれています。
鳳凰山甚目寺には南大門などの国指定重要文化財のほかにも愛知県の文化財に指定されている「木造仁王像」などもあるため、多くの歴史文化に触れることができるでしょう。
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あま市にある鳳凰山甚目寺の甚目寺観音風土マルシェとは?
日本でも有数の歴史がある鳳凰山甚目寺ですが、その魅力は重要文化財や歴史ある建造物だけではありません。
鳳凰山甚目寺では毎月21日に「甚目寺観音風土マルシェ」という朝市を境内で開催しています。
開催時間は10時から14時までとなっており、多くの職人さんや手作り雑貨の作家さんが集まりおしゃれな雰囲気に包まれるのが特徴です。
甚目寺観音風土マルシェの出品物
あま市の甚目寺観音風土マルシェでは、手作り雑貨を含め多くの品物やフードが売られています。
たとえばオリジナルの香りを選べるアロマスプレーや何個も買いたくなるような可愛らしい消しゴムスタンプ、手作りのカゴバックなど、そのときにより内容は変わりますが見ているだけでも楽しくなってしまう商品ばかりです。
またフードもいかの姿焼きや佐世保バーガー、スムージー、ベビーカステラなど多くのお店が出店しているのも魅力ではないでしょうか。
ほかにもお子さまが楽しめるアクセサリーのワークショップや型抜きゲーム、水鉄砲大会まで開催されており家族で楽しめるイベントといえます。
しかし甚目寺観音風土マルシェにはどのようなお店が出店しているのかは気になるところですよね。
じつはインスタグラムやフェイスブックでは甚目寺観音風土マルシェに出店する方のコメントがシェアされており、お出かけ前にどのようなお店が出店されるかチェックすることができます。
子ど向けのワークショップやイベントもシェアされているので、親子でチェックするのも楽しいのではないでしょうか。
また人気のある手作り雑貨のお店などでは売り切れてしまうこともあるため、インスタグラムなどで事前にチェックして購入したい商品を見つけた場合は早めに訪れるのがおすすめです。
日本でも有数の歴史があるあま市の鳳凰山甚目寺ですが、現代でも地域に根差したお寺として活動し地元の方々に利用されているのは魅力的といえます。
さまざまなお店が集まる朝市の甚目寺観音風土マルシェにぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
あま市鳳凰山甚目寺の概要
●住所:愛知県あま市甚目寺東門前24番地
●受付時間:8:00~16:00(年末年始は時間が変更になるため事前にご確認ください)
●朝市開催日:8月を除く毎月12日甚目寺暮らしの朝市10:30~14:00/毎月21日甚目寺観音風土マルシェ10:00~14:00
●アクセス:名鉄津島線「甚目寺駅」より徒歩5分
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まとめ
あま市にある鳳凰山甚目寺は日本でも有数の歴史を誇るお寺の一つです。
国の重要文化財に指定されている南大門や東門、三重塔はもちろん、境内にある建造物からも歴史に触れることができるでしょう。
しかし鳳凰山甚目寺の魅力は歴史だけでなく、現在も節分などの行事や甚目寺観音風土マルシェなどの朝市で地域に根差しているところにもあるのかも知れません。
肩肘を張らずに訪れることができる鳳凰山甚目寺は歴史や重要文化財に興味がある方だけでなく、気軽に境内を散策したい方にとってもおすすめのスポットといえます。
あま市にお住まいの方はもちろん、お引っ越しを検討している方もぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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